最近は、ワイヤーを使わずに、透明なマウスピースだけで歯並びを整える矯正法が注目されています。
「なるべく費用は抑えたいけど、きちんと効果も欲しい…」
「インビザラインと他のマウスピース矯正って何が違うの?」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、定番からコスパ重視まで、マウスピース矯正の主要10ブランドを比較しました。


▼この記事でわかること

  • 自分に合ったマウスピース矯正の選び方
  • 価格・適応範囲・通院回数などの違い
  • はじめてでも失敗しにくいポイント

透明な矯正装置=どれも同じじゃない?

ひとくちに「マウスピース矯正」といっても、各ブランドで設計思想やサポート体制、対象年齢や症例の範囲は異なります。
見た目が似ているからこそ、比較しないと気づけない違いがあるのも事実です。

たとえば…


  • 軽度の歯並びのズレだけ対応するプランもあれば
  • 抜歯を伴うような中度以上の症例までカバーできるシステムも

つまり、価格だけで判断するのは避けたいところ。
治療期間・精度・アフターケアまで含めて、自分にフィットする矯正プランを選ぶことが、後悔のないスタートにつながります。


比較の前に知っておきたい、3つの判断基準

矯正ブランドを選ぶうえで大切なのは、次の3つの観点です:


  1. 自分の歯並びに合っているか(適応症例)
  2. 費用や支払い方法が現実的か(トータルコスト)
  3. 通院頻度やサポートのしやすさ(通いやすさ・管理体制)

この基準をもとに、次の章で10ブランドを比較していきます。


自分にぴったりのマウスピース矯正を見つけるための選び方

透明な見た目で一見どれも同じように感じるマウスピース矯正ですが、実はブランドごとに治療方法や通院スタイル、価格帯などに大きな違いがあります。そのため、見た目だけで判断せず、自分のライフスタイルや予算、希望する効果に合ったサービスを選ぶことが大切です。

ここでは、失敗しないために確認しておきたい3つのチェックポイントをご紹介します。


  • どんな歯並びまで対応できるのか?(対応症例の広さ)
  • 費用はどれくらい?追加料金の有無にも注意
  • 通院の頻度やオンライン対応の有無

それぞれの視点から比較することで、後悔のないマウスピース選びができます。


適応範囲は?

ブランド 全体矯正 部分矯正
インビザライン
キレイライン ×
スマイルトゥルー ×
Zenyum(ゼニュム) ×
マウスピース矯正ローコスト ×
DPEARL(ディパール) 
Oh my teeth
コレクトライン ×
hanaravi(ハナラビ)
ウィ・スマイル矯正
マウスピース矯正は透明で似たような形に見えますが、ブランドごとに治療法や期間、効果が大きく異なります。また、取り扱う矯正歯科もそれぞれ違うため、選び方が重要です。自分に合うブランドを選ぶために確認したいポイントは主に3つです。まず、どの範囲の歯並びに対応できるか。次に、料金や費用の仕組みはどうなっているか。そして、通院の頻度がどれくらい必要か、という点です。これらを押さえることで、納得のいくマウスピース矯正が選べます。

マウスピース矯正の料金体系は、あらかじ

治療費用の一般的な目安とは?

矯正治療の料金は、大きく「定額制」と「回数制」の2種類に分かれます。

多くの場合、軽い症状の歯列矯正では治療回数に応じた回数制が採用されることが多く、比較的シンプルな治療に適しています。
一方で、中度から重度の歯列のずれに対しては、あらかじめ料金が決められた定額制を導入しているクリニックやブランドが目立ちます。


定額制

ブランド 費用目安
インビザライン 40万円~100万円
スマイルトゥルー 25万円~60万円
Zenyum(ゼニュム) 35万円
DPEARL(ディパール)  30万円~70万円
Oh my teeth 35万円~70万円
hanaravi(ハナラビ) 35万円~70万円

回数制

ブランド 代表的なコース 1回あたりの費用目安(代表的なコース)
キレイライン
  • 初回2万円
  • 2回目以降5万円
5万円
マウスピース矯正ローコスト(部分矯正)
  • 初回2万円
  • 2回目以降4万円
4万円
コレクトライン
  • 初回20,900円
  • 3回 102,300円
  • 追加1回 41,800円
41,800円
ウィ・スマイル矯正
  • 4回:10.78万円
  • 8回:23.1万円
3万円
いずれの料金体系にしても、詳細はそのブランドを扱う歯科医院にお尋ねください。

定期的通院が必要か?

ブランド 通院 備考
インビザライン 1.5〜2カ月に1度
キレイライン 1.5~3カ月に2度
スマイルトゥルー 2週間ごと
Zenyum(ゼニュム) オンライン診断で最低2回
マウスピース矯正ローコスト 2カ月に1度
DPEARL(ディパール) LINEによるサポート
Oh my teeth 不要 マウスピース到着後は原則不要
コレクトライン 2カ月に1度
hanaravi(ハナラビ) 不要 初回以降はLINEによるサポート
ウィ・スマイル矯正
  • 2~3カ月に1度
  • LINE・アプリ問い合わせサポートサービス

マウスピース矯正には、定期的な通院が必要なタイプと、マウスピースの作製時以外はほとんど通院不要なタイプの2種類があります。

通院が求められるタイプは、歯科医師による定期的なチェックが受けられるため、万が一のトラブルにもすぐ対応できる安心感があります。
特に複雑な症状や治療に不安がある方に向いているでしょう。

一方で、通院の負担を減らしたい方向けには、オンライン診療やLINEなどのデジタルサポートを活用するタイプもあります。
忙しくて頻繁に病院へ行けない方や、通院が難しい遠方の方におすすめです。


マウスピース矯正10ブランドを徹底レビュー!

人気のマウスピース矯正ブランドを10社厳選し、それぞれの特徴や強みを詳しく解説します。

各ブランドの違いをしっかり把握し、自分に最適な矯正方法を見つけましょう。

これから各ブランドのポイントをわかりやすく紹介していきます。


インビザライン

世界100カ国以上で利用されているインビザラインは、2022年4月時点で1,100万人以上の治療実績を誇ります。
日本国内でも提携クリニックが2,000院以上あり、マウスピース矯正の代表的存在と言えるでしょう。

対応可能な症例の幅は非常に広く、奥歯を含む全体的な歯並びの調整や抜歯を伴うケースにも対応しています。
また、ワイヤー矯正など他の矯正方法と組み合わせた治療も多数行われており、その適応範囲は他ブランドを大きく上回ります。

費用は定額制で、基本的にプランニングで決まった料金以外は発生しません。
全体矯正は約80万円から100万円、部分矯正は40万円から50万円が目安です。

治療は担当医の計画に基づき進められ、通院は1.5〜2カ月に1回のペースで行われます。


インビザラインのおすすめポイント

  • 世界中で1,100万人以上の治療実績
  • 通院頻度は1.5〜2カ月に1回程度で負担が少ない
  • 他の矯正法と併用でき、幅広い症例に対応可能

キレイライン

キレイラインは、前歯12本の矯正に特化したマウスピース矯正ブランドで、全国に64か所の提携クリニックを展開しています(2022年4月時点)。

料金体系は回数制を採用しており、以下のプランから選べます。


  • 都度払いプラン:初回20,000円、2回目以降50,000円(税抜)
  • 4回コース:176,000円(税込)
  • 7回コース:319,000円(税込)
  • 10回コース:462,000円(税込)

通院頻度は、都度払いの場合45日に2回、回数コースなら3ヶ月に2回程度が目安です。


キレイラインのおすすめポイント

  • 初回費用は2万円からスタート、最短5か月で矯正が完了可能
  • ホワイトニングも料金に含まれている
  • 前歯12本の治療に特化した専門性

スマイルトゥルー(SmileTRU)

スマイルトゥルーはアメリカ発祥のマウスピース矯正ブランドで、世界各国で豊富な実績を誇ります。
現在は前歯や小臼歯までの部分矯正に対応しており、適用範囲は限られていますが、全国1,500以上の提携クリニックで受けられる点が魅力です。(2022年4月時点)

料金は25万円から60万円の定額制となっており、明確でわかりやすい費用設定がされています。
治療計画はアメリカの矯正専門医が担当し、マウスピース自体は国内の歯科技工士が製作するため、品質とスピードの両立が可能です。


スマイルトゥルーのおすすめポイント

  • アメリカの矯正専門医と連携し、3Dデータを活用した精密な診断
  • 国内の熟練した歯科技工士がマウスピースを製作
  • 日本では部分矯正に特化したサービスを提供
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Zenyum(ゼニュム)

Zenyum(ゼニュム)は、シンガポール発のマウスピース矯正ブランドで、日本には2021年11月に登場しました。特徴は、オンラインで自分の歯並び写真を送るだけで無料診断が受けられる手軽さです。

送信された写真や情報は、提携しているクリニックの歯科医師が確認し、治療の適応可否を判断。診断結果は通常2〜3営業日以内に連絡が届きます。

日本以外にも香港、台湾、タイ、ベトナムなどアジアの主要8カ国でサービスを展開しています。

治療費は約34万円の定額制で、部分矯正に特化したプランが中心。治療中は専用アプリを通じて進行状況を管理し、歯科医師からのチェックも受けられるため安心です。


Zenyum(ゼニュム)のおすすめポイント

  • 専用アプリでの充実サポートとドクターチェック
  • オンライン無料診断で通院は最小限、基本2回のみ
  • 部分矯正向けのリーズナブルな料金体系(約32万円+初期検査費用約2万円)

マウスピース矯正ローコスト

「マウスピース矯正ローコスト」は、キレイライン同様、前歯12本に特化した部分矯正タイプのマウスピース治療です。

料金は回数制で選べ、低価格かつ短期間での治療が可能となっています。


  • 初回:2万円(税込別)
  • 2回目以降:4万円(同上)
  • 8回コース:27万円
  • 16回コース:49万円

この治療は、2019年1月から2021年11月までに810件以上の症例を持つピュアリオ歯科・矯正歯科が監修。
さらに、全国300院以上の歯科クリニックと提携しているため、通いやすさも魅力です(2022年4月時点)。

約2カ月に1度の通院が基本となっており、近隣に提携医院があれば負担も軽減されます。


マウスピース矯正ローコストのおすすめポイント

  • 月々約3,000円から始められるリーズナブルな料金設定
  • 最短3カ月での治療完了が可能
  • 症例実績が豊富で信頼感あり
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DPEARL(ディパール) 

株式会社フィルダクトが提供するDPEARL(ディパール)は、全顎矯正に対応しつつ、特に軽度から中程度の歯列矯正に強みを持っています。

料金は矯正期間に合わせた定額制で、短期間から長期間まで4つのプランが用意されています。


  • SHORT(最長5ヶ月):308,000円
  • STANDARD(最長8ヶ月):429,000円
  • LONG(最長12ヶ月):554,400円
  • HYBRID(最長15ヶ月):693,000円

さらに、LINEを活用したオンラインでのサポートに加え、月に1回の通院による対面フォローも充実しているため、安心して治療を進められます。


DPEARL(ディパール)のおすすめポイント

  • 専用LINEサービス「Dpearl Support α」を活用したオンラインでの手厚いサポート体制
  • 月に一度の通院で無理なく続けられる治療プラン
  • 3DプリンターとCAD技術を駆使し、精度の高い安全かつ迅速な治療計画を実現
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Oh my teeth(オーマイティース)

2020年にスタートしたOh my teethは、3Dスキャンで歯型を取った後は通院不要のマウスピース矯正サービスです。

軽度の前歯の乱れや出っ歯に対応する部分矯正(Basic)と、全体矯正まで可能なプロプラン(Pro)が用意されています。
料金はそれぞれ33万円と66万円の定額制でわかりやすい価格設定です。

これまでに5,000人以上が無料の3Dスキャンに参加し、希望者は1万5,000人を超えています(2022年1月時点)。

治療中はLINEで24時間相談ができ、必要に応じてビデオ通話によるサポートも受けられるのが特徴です。


Oh my teeth(オーマイティース)のおすすめポイント

  • 矯正プラン契約に関係なく無料で歯型の3Dスキャンが可能(平日21時まで対応)
  • 専属の医療チームがLINEを通じて24時間いつでも相談を受け付け
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コレクトライン

コレクトラインは、国内で完全に製造された高品質なマウスピース矯正を提供し、優れたフィット感で評判です。

料金は回数制を採用しており、毎月の調整料や保定管理料は追加費用がかかりません。


  • 1回プラン:20,900円(税別)
  • 3回プラン:102,300円
  • 7回プラン:266,200円
  • 追加1回ごと:41,800円

患者さんの予算や治療期間に応じてプランを柔軟に選択可能で、治療開始後でも回数の追加ができます。

取り扱いクリニックは2022年4月時点で約10院とまだ少なめですが、専門的な部分矯正に特化しているのが強みです。


コレクトラインのおすすめポイント

  • 完全国内生産で安心の品質
  • 高い装着感が魅力のマウスピース
  • 予算に応じた治療回数プランが選べる
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hanaravi(ハナラビ)

hanaraviは、自宅で簡単に歯型を取れる矯正準備キットを提供するマウスピース矯正ブランドです。

対応クリニックは東京・大阪・京都の限られた地域に限定されていますが(2022年4月時点)、通院は無料の初回相談と診察の1回だけで済むのが大きな魅力です。

矯正期間中は、2週間ごとに自身で撮影した歯並びの写真をオンラインで送信し、専門の歯科医が進捗をチェックします。

さらに、専属のメディカルスタッフがLINEを通じて治療中の質問や不安に迅速に対応してくれるサポート体制も整っています。


矯正の難易度別・分かりやすい定額料金プラン

矯正の進行度合いに応じて、料金は以下のような定額制が一般的です。


  • 軽度の歯列矯正:33万円(税込)
  • 軽度から中度の矯正:49.5万円(税込)
  • 中度以上の複雑な矯正:66万円(税込)

これにより、治療の難易度に合わせて明確な費用が提示され、安心して治療を始めやすいのが特徴です。


hanaraviのおすすめポイント

  • 自宅で簡単に歯型を取れる矯正キット(3,300円・税込)を使用
  • 通院は基本的に初回の1回だけでOK
  • ワイヤー矯正と組み合わせたハイブリッドプランも用意
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ウィ・スマイル矯正

ウィ・スマイル矯正では、専門の矯正歯科医と相談しながら自分に合った治療期間を設定できます。

使用するマウスピースは、信頼のあるインビザラインなど大手ブランドを採用しているため安心です。

料金は通院回数に応じた「治療費定額制」を採用し、調整料や保定管理料は一切かかりません。


  • 4回コース:107,800円(税込)
  • 8回コース:231,000円(税込)
  • 12回コース:352,000円(税込)
  • 回数無制限コース:660,000円(税込)

さらに、毎月30名限定で「1回お試しプラン」が1,650円(税込)から利用可能。

初めての方でも気軽に試せるのが魅力です。


ウィ・スマイル矯正のおすすめポイント

  • 治療期間は医師と相談して自由に選べる
  • 毎月の調整料や保定管理料は追加費用なし
  • まずはお試しプランからスタート可能!(初回限定で1,650円)
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まとめ

マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べ歴史が浅いため、豊富な症例実績を持つブランドを選ぶことが重要です。

軽度の矯正であれば、どのブランドでも対応可能と考える方も多いですが、実際には矯正を始める時の口内環境や治したい歯並びのレベルによって適切な選択は変わります。

費用が安いブランドで部分矯正を行うのも一つの方法ですが、価格だけで決めてしまうと満足のいく結果が得られず、繰り返し治療が必要になるケースも少なくありません。

自分の歯の状態や期待できる効果については、経験豊富な歯科医師に相談することが大切です。

また、矯正だけでなく、抜歯や虫歯治療などの関連治療が必要になることも多いため、総合的な治療実績を持つ大規模な矯正歯科クリニックを選ぶことをおすすめします。